シングルタスクの原則
備忘録を兼ねて、読み終えた本についてまとめます。
本書は3つのパートから構成されており、それぞれのパートでの要点をまとめました。
マルチタスクを封印する
そもそもマルチタスクとは何か?
一般的には物事を同時進行することをマルチタスクと呼んでいるが、マルチタスクは存在しない。
マルチタスクと思いこんでいるものは、あくまでシングルタスクを細かく分割して交互に作業を進めているに過ぎない。
これを、タスクスイッチングと呼び、頻繁にタスクスイッチングを行えば行うほど自分はマルチタスクができていると思いこむ。
タスクスイッチングを行うほど集中力が落ちていくため、「今日も忙しかったけど、あんまり仕事が捗らなかったなー」ということになる。
これに関しては、全くもってその通りだと思う。
仕事を早く終わらせるために、同時並行で作業を進めるが、あちこちに手を付けるだけで深い考えができない状態になりやすい。
また、すぐに終わる作業ばかりに取り組みがちになるので、重要かつ時間のかかる作業は後回しになりがちである。
作業の内容が変わるたびに、これまでの作業内容を思い出す時間ができるため、1つだけに集中している時よりも余計に時間がかかる。
シングルタスクのメリットと取り組む方法
シングルタスクをすることのメリットは以下の3つ
・1つの物事に集中できるため、短時間で成果が上がる。
・無駄な作業を排除することができる。
・誠実に取り組んでいる姿から信頼を得られる。
これらのメリットを享受するためには、以下のように取り組むとよい。
・予めスケジュールを立てることで、余計なことを考えないようにする
・作業中に他作業のことが思い浮かんだら、メモに書き留めておく。
・話しかけられたら、「後〇〇分待ってくれ」、「〇〇分だけ付き合う」など周囲の人にも協力してもらう。
やることの多さに圧倒されて、片っ端から手を付けていく傾向があった。
今では、朝一番に今日やるべきことをリストアップし、どのくらい時間を割くかを決めてから仕事をしている。
メモを取る以前は、他の作業のことが頭に浮かぶと、記録せず覚えようとすることがあった。
そのせいで、手を付けている作業でミスが発生することが多々あった。
メモを付け、頭の中から他の事柄について考えることを止めることで、目の前の作業に集中することができるようになった。
自分の職場でも、「後〇〇分待ってくれ」と言う人と言わない人がいるが、
言う人は時間内に成果をあげられているが、言わない人はあげられていないことが多い気がする。
まだ下っ端なので他の人から声を掛けられることは少ないが、そういう状況になった時にはきっぱりと言い切る勇気が必要なのだと思う。
シングルタスクを継続する
シングルタスクができているかを付属のチェックシートを用いて定期的にチェックする。
また、シングルタスクを継続するために以下のことを行うと良い。
・一緒にいる人に指摘してもらうようにする。
・時間を決めて、作業を行うようにする。
・デジタル機器をオフにする時間を設ける。
・気分が向かない作業を行わない。
定期的に振り返ることで、自分がどのタイミングでマルチタスクをしようとするのかを知ることができている。
電車に乗っている時間や帰宅後の1時間にデジタル機器をオフにすることで、その時の作業に集中することができている。
ポモドーロタイマーと併用して時間を決めて作業をすることで、集中力を切らさずに作業を進めることができている。
話は変わるが、ブログに内容をまとめることで本の理解が深まる(気がする)ので、今後も機会があれば読んだ本の内容をまとめようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。